やってみた

フォークリフト技能講習を受けました

お久しぶりです。
社内ニートにも飽きて会社にもうんざり、転職活動も思うように進まないMaichanです。
今回は刺激を求めて、フォークリフトの技能講習に行ってきました。

ラムネ
ラムネ
唐突にもほどがあるにゃ!

夢は物流センターのリフトマン!

何が大変だったんだい?

一日8時間の講習が大変

フォークリフト技能講習は普通免許を持っていれば4日、なければ5日で終わります。
なんだ、すぐ取れるじゃん!と思いきや、この一日が長い。

初日は4時間、2日目の学科は7時間+試験。
お昼をはさみ、途中私がトイレ休憩を2回入れてもらっただけで後はぶっ通し。
なんでも、7時間きっちり講習をしないといけないと決まっているらしいです。
日頃そんなに座りっぱなしになることも集中することもないので、とてもキツかったです。

学科は最後に試験がありますが、こちらは4択で難しくないので、居眠りせずにきちんと先生の話を聞いていれば合格できると思います。
ここが出る、というところは教えてくれると思うので、そこにマーカーで線を引いたり付箋を貼っておいたりするといいと思います。
不合格でも1回はその場で追試させてくれるところが多いようです。

実技は1日8時間、私はほかの人が走る間も自分が走る間も緊張しっぱなしでとても疲れました。
でも、自分の番以外は自由にトイレに行ったり飲み物を飲んだり、談笑したりしてもいいので、学科よりは楽かもしれません。
タイムを計ってもらったり、間違いを教えてもらったり、適度にリラックスしながら乗るのがいいと思います。

車の運転免許がないのでリフトの運転の仕方がわからなくて大変

車は前輪操舵、リフトは後輪操舵です。なので車を運転するのとはちょっと違うのかもしれませんが、それでも車が運転出来ればコツをつかむのは早いと思います。
私は車の運転免許がないので、まずリフトの運転の仕方がわかりません。
必要最低限のことは教えてくれますが、こればかりは乗って慣れるしかありません。

そもそもアクセルを踏んだことがないのでペダル一つで鉄塊が動くのがめちゃくちゃ怖い

カート以外で人生初アクセル、クソ怖かったです。
ペダルをちょっと踏むだけで鉄の塊が「ふいーん」と動くんですから、そりゃ怖いです。
ちなみに私が講習で乗ったリフトはバッテリー式だったので、動くときの音は「ふいーん」でした。

ガチでアクセルとブレーキを踏み間違える

慌てるとアクセルを踏み込む危険な癖が露見。
ヤバいと思ったらとにかくブレーキを踏む、ヤバくなくても止まってるときは必ずブレーキを踏む、これ大事です。というか当たり前です。

ハンドルをどれくらい切ればいいのかわからない

「そこでハンドルを切る!」とか言われてもどれだけ切ればいいのかわからない。
ぐるぐる回す人もいればそんなに回さない人もいます。
私はとにかく切るのも戻すのも遅すぎると何度も注意されましたが、そう言われてもいまいちピンときませんでした(どんくさすぎる)。
これも乗るしかないんですが、乗れる時間も限られているので辛かったです。

バックでハンドルを逆に切ってしまう

最終日の前日までバックでハンドルを逆に切ってました。
バックになったら左右も逆になりそうな気がするじゃないですか。そんなことない?

実技の試験がバックの多いコースじゃなくて本当に良かった、そう思いました。

タイヤが今どうなっているのか見ないとわからない

ハンドルが一回転していることに気付かず、変な方向に進んでしまう。
そんなことないですか?ないか。
私は止まったら毎回タイヤを確認してました。

荷役作業はみんな同じスタートラインだよねと思っていたけど一人だけポンコツで大変

次なんだっけ?と考えてしまうので手が止まる

いわゆる「体が覚えている」状態なら流れるような動作ができるのでしょうが、どうしても体が覚えてくれず、頭で考えるので手が止まる。
自転車とか、PCのキータッチとかと同じで、考えてやってるうちはダメなんですよね。
頭ではわかってる分、もどかしいのです。

はじめの1,2回こそみんな「次なんだっけ?」状態になるのですが、3回目くらいからはスムーズなもんです。私を除いて。

途中で止められると自分が何をしているのかわからなくなる

荷物を引きずったり、手順を間違えたり、危険な時は「待て」が入ります。
でも手順の途中で止められると、それまで自分が何をしていたのか、次は何をするのかがわからなくなってしまうんですよね。

爪を入れて、上げて、バックして、降ろして、爪を入れて、上げて……と、頭で考えているうちは止められると訳が分からなくなります。
体で流れを覚えられていない証拠なんです。

ポンコツを支えてくれた温かい仲間たち

今合格するのは無理だから仕事で使わないならゆっくりがんばりましょうと言われる

仕事でどうしてもいるなら何とかして取らせてくれるのかもですが、別にいらないなら何度でも来ましょうね~みたいな。
もしくはやんわりと「あきらめてください」的な感じかも。
ネットで調べた限り不合格者はほとんどいないと聞いていたので辛かったですね。

一緒に受講した仲間たちが練習時間を分けてくれた

ありがたかったですね。
おかげでみんなの倍くらい乗ることができました。
みんなももっと練習して、完璧に近い状態で試験を受けたかったと思うのですが、本当にいい人たちで良かったです。

最後は私も何とか8分台でコースを回れるようになりました。

「みんなで合格しましょう」と言われて、最後までがんばることに

嬉しかったですね。
最終日はもう逃げ出そうと思っていたのですが、この言葉に救われました。
他にもタイムを計ってくれたり、「早くなってるよ!」と声をかけてくれたりもしました。

性別も年代もバラバラでしたが、本当にいいチームだったなと思います。
あのメンバーじゃなかったら、たぶん挫折してたか不合格になってたかでしょうね。

結局ポンコツはどうやって合格したんだい?

まさかの一番手でしたが、逆にそれが良かったのかもしれません。
一番に緊張から解き放たれるぞ~と吹っ切れました。

タイムオーバーは仕方がないので、ゆっくりでも手順を確実にすることにしました。
早さを意識して失敗したり、危険な行為をしてしまっては元も子もないですからね。

手順は全部声に出すことにしました。
荷役作業中は「サイドヨシ、中立ヨシ、マストを倒して、フォークを水平に……」とか全部言ったし、走行中も「大丈夫大丈夫、うまいうまい……」と声に出して自分に言い聞かせました。
作業中にそんなに喋って大丈夫なの?と思われる方もいるかもしれませんが、操縦者が確認のため声を出すことは問題ないそうですよ。
ただし、操縦者以外が声を出すのはNGです!温かく見守りましょう。

そんなこんなでタイムオーバーはありましたが大きなミスはなく、ちょっと位置不良があったかも……というくらいでした。
練習と合わせて一番うまくできたと思います、圧倒的に本番に強い。
もちろん、一発合格しました。

全員合格で感動のフィナーレ

というわけで、晴れて全員合格しました。
みんな大喜び、というよりはほっとした感じでした。緊張しっぱなしでしたからね。

免許と書類を待つ間、ようやく緊張から解き放たれて、和気あいあいと話も弾みました。
「初めはハンドルを逆に切っていてどうなることかと思った」なんて、昨日のことが笑い話です。
このメンバーで本当に良かったと思います。

合格率98%と言われる訳

できるように教えてくれるから

学科では小難しい教科書を1冊使いますが、出るところは決まっています。
出るところは教えてくれるので、マーカーで線を引いたり付箋を貼っておくと後で見返しやすくていいですよ。

実技でも後輪操舵の操縦のコツや荷役作業を1から10まで教えてもらえるので、真面目に聞いていれば何とかなります。
走行は後輪操舵なので車とはちょっと違うみたいですが、普通免許があればさほど難しくはないようです。

1回までならもう一度試験を受けさせてくれる

学科も実技も1回までなら追試をさせてくれるところがほとんどだと思います。
もちろん、お金を払えば別の日に追試もできますよ。

フォークリフト技能講習はどうやって受けるの?

技能講習をしている教習所や講習センターで受講します。

平日に行けない人は土日で取れるコースを選ぶといいですよ。
また、普通免許がない人は1日多く行かないといけないので、必ず普通免許が無い旨を教習所に伝えて正しいコースを受講して下さい。

私の行った教習所は屋内で実技ができたのですが、雨風が防げて大変快適でした!
迷ったら設備の良さで選ぶのもいいかもしれないですね。

ヘルメットはたいてい教習所にありますが、念のため借りられるか訊いてみた方がいいかもしれません。
実技の際は長袖長ズボン、スニーカーが必須です(安全靴でなくても大丈夫です)。
学科では必ず鉛筆、マーカー、付箋を持って行きましょう。

最後にひとつ、免許を取ったからといって、すぐリフトマンになれる訳ではありません。
未経験者を採用してくれるところはほとんどないようなので、未経験からリフトマンになりたい人はよく考えた方がいいです。

ラムネ
ラムネ
Maichanも練習させてくれにゃいから、全然上達しませんにゃ。

黙って乗ったことはありますけどね。

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