
自分探しタップゲーム『ALTER EGO』
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「壁男」に迎えられたあなたは、いくつかの本を読みながら一本道を進んでいく。
図書館で出会う不思議な少女「エス」に導かれ、あなたは自分探しの旅に出る。
壁男、エス、そしてあなたは何者なのか。
『ALTER EGO』ネタバレなし感想・紹介
遊び方
『ALTER EGO』はタップゲーム(クリッカー)と心理テストを合わせたゲームです。
物語は一本道を進み本のページをめくりながらEGOと呼ばれるポイントを集めるパートと、図書館で少女エスと会話をするパートを行き来することで進みます。
一本道はクリッカー、エスとの会話は心理テストになっています。
更に心理テストの間にある選択肢により、物語が分岐します。
マルチエンディングシステムを採用しており、トゥルーエンドにたどり着くには最低3周する必要があります。
しかし2週目以降はサクサクとEGOがたまりますし、心理テストはスキップできますので、ストレスなくクリアすることができるかと思います。
エスのために、そしてあなたのために、ぜひトゥルーエンドを見てほしいです。
クリッカーと心理テストと物語の融合
オルタエゴとは、別人格、哲学においては他我(他者の持つ自我)の意味で使われます(wikipediaより)。
私は哲学のことはよくわからないのでここで詳しいことは書けませんが、興味のある方は調べられてみてはいかがでしょうか。
図書館に一人で存在している少女エスは、ときに突き放したような態度だったり、ときに優しかったり、ときに狂気的だったりと、つかみどころがないですがそこが神秘的でありまた魅力的です。
心理テストは会話の中でエスの質問に答えることで進みます。
これが世界観に合った自然な流れで、いかにも「心理テスト」をやっているという感じがしません。
エンディング後のエスとのやり取りでは、本当に彼女が存在しているかのような、現実を侵食されているような感覚にすら陥りました。
アンインストールできない、ふとしたときに開きたくなってしまう、そんな不思議な魅力を持ったゲームが『ALTER EGO』です。
また、スピンオフ作品『ALTER EGO COMPLEX』もありますので、エスに会いたくなった方や開発会社を応援したい方はダウンロードされてはいかがでしょう。

こんな人におすすめ
- タップゲーム(クリッカー)が好きな人
- 心理テストが好きな人
- 本が好きな人
